研究論文
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No.001 AKB48および姉妹グループのダンス分析に関する基礎研究
2011.11.23 第三調査本部 楽曲・公演研究室
AKB48及びその姉妹グループに所属するメンバーについて分析、研究を行う際、彼女らがアイドルである以上、「ダンス」は見逃すことが出来ない。楽曲や公演の研究を行う中で、ダンスの分析を始めたところ、分析しやすい楽曲が存在することが分かった。それは、4名以下で構成されるユニット曲である。
本論文では、この条件に合致する楽曲をすべて洗い出し、どの公演、ライブで演奏され、誰によってユニットシャッフルされたのかを列挙した。ダンスの比較分析を行う際、本論文を読めば、比較可能な対象がすべて分かるのである。あるいは、ダンスに限らず、楽曲や公演の研究を行う際の手掛かりにもなり得る。アイドル工学の研究のための基礎データを提供することが、本研究の目的である。
また、ファンにとっては、どのメンバーがどのようなシャッフルを行ったか容易に調べることが出来る。データベースソフトを用いることも考えたが、一般層にとってアクセスが困難であるため、PDFファイルに列挙した。文字列検索の機能を用いて、メンバー名、楽曲名、公演名などを入力すれば、容易に情報にアクセスできる。
No.002 AKB48のMVから読み取る運営の意図
2012.10.10 第三調査本部 楽曲・公演研究室 ／ 情報本部 統計分析研究室
AKB48には選抜制度があり、メンバーの人気や運営の期待度と、選抜回数との相関性について語られることが多い。しかし、選抜回数では大まかな議論しかできない。人気上位のメンバーはほぼ全てのシングルで選抜に選ばれている一方、人気中位のメンバーは選抜回数が1～3回であり、人気下位のメンバーは選抜回数が0回である。大きく3つに分類することはできても、それぞれの分類の中で詳細な分析をすることは難しい。
そこで、MVに映り込む頻度を近似的に運営の期待度として捉え、『桜の花びらたち』から『上からマリコ』に至るシングルA面曲のMVにおいて、各メンバーが映り込む頻度を調査した。これにより、ほぼ全てのシングルに選抜されている人気上位のメンバーの中でも、運営がどのメンバーに特に期待をしているのか、詳細な甲乙をつけることができた。また、MVに映り込む頻度の推移を分析し、選抜総選挙の順位の推移と比較した。これにより、頻度（≒運営側の期待度）が、メンバーの人気にどれほどの影響を及ぼすかを分析した。
研究・開発成果
順次公開予定。